
働くママにとって、仕事と子育ての両立は本当に大変ですよね。
毎日やることが山積みなのに、そんな忙しい時に限って子供がグズったりケンカしたりイタズラしたり…

以前の私は、自分の仕事が忙しくなると、そのプレッシャーや焦りでどんどん心の余裕がなくなっていきました。
心の余裕がなくなると、いつもは笑って対応できるような小さなことでも「あ〜もう!!」とついイラっとしてしまったり、「いい加減にしなさい!」と大きな声を出してしまったり…自分では「我慢しよう」と思っていても、瞬間的に湧いてくる怒りはなかなかコントロールすることが難しいんですよね。
「いつも笑顔で優しいママ」なんて…なんだか自分にとっては、遠い幻想のように感じたこともありました。

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ママのイライラに即効!ガミガミヒステリーを変える魔法の言葉
<怒り>の感情は誰にとっても不快なものなので、後味もものすごく悪いんですよね。
怒られた子供は反射的に謝ることしかできず、「悪いダメな自分」と感じて萎縮してしまうし、怒った私も「悪いダメな自分」を責めてしまう。
誰もハッピーにならないのです。
このことに気づいてから、何かを「変えないと」と強く思いました。
そんな私がある言葉(セリフ)を口にするようになってから、イライラを一瞬で解放できるようになって、ガミガミヒステリーがピタッとなくなったんです。
今日はその魔法の言葉を伝授します!
同じことなのに、怒る時と怒らない時があるのはなぜ?
私は自分の仕事が忙しくなると、イライラしてすぐ子どもたちに怒ってしまい、そういう自分が嫌で自己嫌悪になる日が続いていました。
そんなある日、ふと気づいたことがありました。
それは、子どもがしたことに対して、「怒る時」と「怒らない時」があるということです。
ある日、帰宅後におやつを食べていた二男がジュースをこぼしてしまったのですが、夕飯作りで忙しかった私は「何やってるの!」と大声で叱ってしまいました。
「ママごめんね…」と悲しそうに謝る二男を見ながら、ふと不思議に思ったんです。
"ただジュースをこぼしただけ"で何故私はこんなにも腹を立てているのか?
いつもは笑ってやり過ごせるのに・・・
<怒り>は二次感情である
子どもに対して、怒ってしまう時とそうでない時の差は何なのか?
不思議に思った私は、以前に読んだ本の内容を思い出しました。
それは、「怒りは二次感情である」というものです。
一次感情:自分が本当に感じている感情
二次感情:一次感情によって発生する感情
「喜怒哀楽(きどあいらく)」という言葉がありますが、喜んだり、哀しんだり、楽しんだり、は自分が直接感じている一次感情なのですが、<怒り>は二次感情なのです。<怒り>は一次感情によって引き起こされている感情のため本当に感じている感情ではなく、その根っこには別の感情が隠れています。
私は以前、本で読んだ内容を思い出し、まずは自分の<怒り>の根っこにある感情を理解しようと思いました。
自分の<怒り>の根っこは?
まず、自分が子供に対して怒ってしまったシーンを思い出し、本当はどんな感情があったのかを考えてみました。
すると、次のような感情があることがわかりました。
私の<怒り>の根っこにある感情
- 一人で子供3人を見ていて、手が回らず大変
- 仕事で疲れているのに、やることがたくさんあり休めない
- 自分の時間が作れない
こんな思いがあることに気づきました。しかも毎日、です。
次に、怒ってしまう時がいつなのかを考えてみると、決まって平日の夜であることに気づきました。
私が一人で3人の子供たちの面倒を見ている時です。
逆に、怒らない時はどんな時かと考えてみると、旦那が一緒にいる休日や、誰かが手伝ってくれている日は、怒るどころか笑顔で対応できる自分がいることに気づきました。
つまり、平日の夜は、毎日のように<疲れや悲しみ>を抱えながら家事や育児をしている自分に気がついたのです。心がすでに<疲れや悲しみ>で一杯になっているため、ささいな出来事をきっかけに、根っこにある感情を<怒り>に変えて吐き出していたのです。
<怒り>の根っこを知り、解消できないか考えてみる
まずは自分の<怒り>の根っこを知り、そして、それを解消する方法がないかを考えてみます。
私の場合は、
- 一人で子供3人を見ていて、手が回らず大変
- 仕事で疲れているのに、やることがたくさんある
- 自分の時間が作れない
という内容なので、主に「自分の負担が多い」ことと「時間がない」ことが原因です。
これは、家事代行サービスなどを利用するなど、他人の力を借りることでいずれも解決できますね。
…といっても、なかなかお金をかけられないのが現実ですよね。
外側(外注など)からのアプローチではなく、内側(自分自身を変えること)からのアプローチで解決する方法はないか?と考えて思いついたのが、この「魔法の言葉」でした。
<怒り>を<悲しみ>で表現すると、すべてがうまくいく
ついつい怒ってしまうシーンはどんなママでもあると思いますが、怒る時に言ってしまう言葉を変えるだけで、自分の怒りを一瞬で解放できる方法があります。
それが、「私は悲しい!」という言葉です。
カッとなったり、イライラして大声を出したくなったら、とりあえず「ママ悲しい!」と言ってみてください。
どんなに怖い顔だろうと、どんなに大声だろうと、とにかくセリフは
「ママ悲しい!」です。
何か文句を言いたくなっても、とりあえず「ママ悲しい」と最初に言ってください。
このセリフには、とにかくものすごい即効性があります。(個人的な感想ですが…。)
簡単・すぐにできる・お金もかからない!
怒りを悲しみの表現にすり替えるだけで、色々なことが変わり始めます。
子供 →「ママは悲しいんだ」と理解でき、ママに寄り添える
ママ →「悲しい!」と第一次感情(根っこ)を思い切り吐き出せるので心がスッキリする
子供は一方的に叱られると萎縮してしまいますが、「ママが悲しいんだ…」と理解することで、ママを悲しませないように協力してくれたりと、自立心が育つきっかけにもなります。
一方、自分(ママ)は根っこの感情を吐き出せるので、不思議とスッキリし後味が悪くならないんです。たとえ大きな声を出してしまったとしても、怒ったのではなく自分の感情を<伝えた>だけですから、自己嫌悪にもなりません。
家から<怒り>が消えて、まあるい雰囲気になった
これは私の体感ですが、怒りを悲しみで表現するようになってから、家から怒りの感情が消え、なんとなく雰囲気がまあるくなったんです。
顔は怖かったり声が大きかったりしても、それが怒りではないので緊張感が消えたんですね。子どもたちが私の顔色をうかがったり、萎縮してしまうことがなくなりました。
私自身も、「ママ悲しい…」と、きちんと自分の感情を伝えて(解放して)から話すことができるようになったので、子どもたちがちゃんと受け止めてくれるようになり、自ら進んでお手伝いをしてくれたり、協力してくれるようになりました。
これは、子育てをしている私にとってはとても大きな変化でした。
今までの<怒り>の感情は、どこからともなく嵐のようにやって来て、家の中をぐちゃぐちゃにしていくようなものでした。しかし、自分の根っこにある感情を理解し、それを<悲しみ>として表現できるようになったことで、きちんと<自分の内面から来たもの>を扱う感覚ができたことで、徐々に感情のコントロールもできるようになりました。
今すぐ、誰にでも始められる!
言葉を言い換えることは、お金もかからず、今すぐにでも始められます。
「ママ悲しい!」
もし、子供に怒ってしまう自分に悩んでいるママがいたら、意識して言い換えてみてください。
自分の中の感情が解放され、子どもとの関係がどんどんよくなっていくのを体感できると思います。
1人でも多くのママが笑顔になれますように!
おすすめママコスメ、備忘録。