
忙しい毎日を過ごしていると、「片付けたい」と思っていても、なかなか行動にうつせなくありませんか?
私も、仕事・家事・育児と忙しい日々を過ごす中で、いったいどの時間を使って片付けを始めればよいのかわからず、ずっと先延ばしにしていた時期がありました。
行動にうつすためには、強い「動機」が必要です。
毎日なんとなく「片付けたい」と思っていても、思っているだけでは何も変わりません。あなたが行動にうつせないのは、本当の「動機」がまだあなたの中に芽生えていないのかもしれません。
私が、本格的に片付けを始めたのは、ある「強い動機」がきっかけでした。
私は、二男の里帰り出産で実家に帰省していたのですが、田舎なので毎日特にやることもなく、仕方なく実家の片付けでもやるか〜と、何気なく母が図書館で借りてきていた片付けの本を読んだのです。すると、読んでいくうちにどんどん片付けのテンションが上がり始め、それまでなんとなく「片付けしたいな〜」と思っていた気持ちが、突如「片付けがしたくてしょうがない!!」という強い動機に変わり、一気に噴き出したんです!!
里帰り中に、<強い動機+モチベーション>という最強のパワーをため込んだ私は、産後自宅に帰るなり、ものすごい勢いで片付けを始めたんです。毎日毎日モノを捨てまくり、あっという間にゴミ袋15袋分を捨てまくりました。家具も本も全て売り払い、挙句の果てには家族で寝ていたベッドまでも処分し、人生でこんなにもモノを捨てたことはない…というくらいに片付けをしました。
まるで取り憑かれたように・・・
この片付けで、その後の生活がどれほど変わったか・・・片付けで、まるで家も自分も生まれ変わり、人生が明るくなったような経験をしました。
今日はそんな私に、強烈な片付けの「動機」を与えてくれた最強の本たちをご紹介します。
こんな人におすすめ
- 仕事から帰ってきて散らかった部屋を見るとうんざりする
- 片付けをすれば、すっきりした生活ができると思う
- 毎日のように家を片付けたいと思っている
- でも…忙しくてなかなか行動にうつせない
そんなママたちが、「片付けがしたくてしょうがない!!」と思えるようなきっかけを必ず作ってくれるはずです!
片付けの「強い動機」を作る!ママの片付け・断捨離の動機を作る【最強本5冊】
これからご紹介する本は、忙しいワーママが片付けをする「強い動機」を作るための本たちです。どの本を読んでも、必ずといっていいほど片付けのモチベーションが上がると思いますが、忙しいママは本を読む時間すら限られています!
そこで、限られた時間の中でも最大限に効果を引き出すべく「自分に合った一冊」を選べるよう、ママのタイプ別にまとめてみました!
<片付けの動機、5つのタイプ>
- 「見た目重視」タイプ
- 「片付けられない理由」が知りたいタイプ
- 風水スピリチュアルで人生をスッキリさせたいタイプ
- マイペースでゆっくり片付けたいタイプ
- 片付けも断捨離も一通りやったけど、なんかスッキリしないタイプ
忙しいママも、まずは自分に合った本から読んでみてください!
では、さっそく参りましょう〜!
目次-Contents-
片付けの動機①:「見た目重視」タイプ
こんな人におすすめ
- インテリアや雑貨が大好き
- 通販雑誌などのカタログを見るのが好き
- クッションカバーや食器などをついつい買ってしまう
片付けを始める動機作りには、「見た目」が大切。そんなインテリアや雑貨好きなママは、まずは「こんな部屋にしたい!」とイメージすることから始めると、片付けの動機が生まれることが多いです。
収納アドバイザーemiさんの本は、新書が出るたびに読むほどのファンなのですが、その中でもこの本(OUR HOME)が一番オススメです。
「子どもとのくらし」を等身大のママの姿で作っているので、とても参考になります。自分や子どもだけでなく「家族みんながハッピーになること」を目指しているのも好感が持てました。
片付けやインテリアの参考書も、あまりハードルが高いと「そんなのうちは無理…」と諦めてしまうため、逆効果になりがちです。しかし、emiさんのお家はどこのママでもすぐに真似ができるようなアイデアがたくさん詰まっていて、それでいて不思議とすっきりおしゃれで、とても居心地が良い空間なんです。
私はこの本が大好きで、家の収納などもemiさんの真似をしてやり直したのですが、我が家に遊びに来るママたちがみんな口を揃えて「真似したい」と言うんですよね。それもあって、ママ友3人にこの本を貸し出したことがあるのですが、どのママもその後大々的に片付けをして、しかも同じ本を自分でも購入していました。私だけでなく、ママ友たちのきっかけ作りもしてくれた本なので、働くママには必ず響く内容だと思います。
「子どもとの生活」を根底から考え直している部分が多いので、その考え方やアイデアがとても参考になります。考え方ひとつで、モノの置き場所や収納方法がこんなにも変わってくるのか…と衝撃を受け、その後の自分の考え方にも大きく影響しました。私の家づくりや子どもとの生活は、間違いなくこの一冊が大きなベースとなっています。
「こんな風に生活したい」というゴール(=強い動機)をイメージから作ってくれるので、とてもオススメです!
片付けの動機②:「片付けられない理由」が知りたいタイプ
「断捨離」を流行らせた、やましたひでこさんの本です。やましたさんの本も色々なものが出ていますが、私はこの一冊をオススメします。
こんな人におすすめ
-
- 何から手をつけていいかわからない
- 自分が片付けできない理由を知りたい
- 「断捨離」をきちんと理解したい
片付けができないママの中には、なんとなく片付けはしてみたけど「イマイチ捨てるふんぎりがつかず、片付けが進まない」という方も多いのではないでしょうか?
そんな方には、この本をおすすめします。
モノを溜め込んでしまう理由を「いったい何に執着をしているか」という観点から語っているので、自分が執着しているもの(捨てられない原因)がわかるようになります。自分の執着の正体がわかるだけで、圧倒的に片付けが進むことがあります。
断捨離は、まずは自分を知ることから始まります。
自分を知ることであっさりと執着を手放すことができ、自分の考え方そのものを一新できることができます。この本は、そんな大きなきっかけを作ってくれるはずです。
片付けの動機③:風水スピリチュアルで人生をスッキリさせたいタイプ
断捨離ブームがくる前に出版された本ですが、自分の人生や生活について考えさせられ、本を読み終わる頃には「一刻も早くガラクタを処分したい!」と思わせてくれた本です。
こんな人におすすめ
- スピリチュアルなことを信じている
- 風水を実践している
- お金を呼び込むために片付けをしたい
風水の専門家が、風水の観点から「ガラクタが及ぼす影響」について説明をした本です。
実は、私…スピリチュアルなことが大好きなのですが、そのスピリチュアル好きの心にグサっと刺さった一冊でした。自分の「人生」や「モノ」に対する考え方をガラリと変えてくれた一冊です。
今まで、私が「捨てられなかったもの」の中には、いろいろな気遣いやそれなりの捨てられない事情がありました。しかし、この本を読んで、そんな思いにも別れを告げ、無意味なことに対して一切気を使わなくなりました。
自分を縛っていたモノを捨てると、同時に嫌な気持ちや不運も捨てているようで、「心の断捨離」にも大きく影響した一冊でした。この本に出会ったことで、人生が大きく上向きになりました。
なんとなくパッとしない日々が続いていて、片付けで「人生をスッキリさせたい」と思っている方は必読書です。
片付けの動機④:マイペースでゆっくり片付けたいタイプ
知らない人がいないくらいの大ベストセラー本です。
こんな人におすすめ
- 片付け本を読んだことがない
- 服が山ほどある
- 「セール品」をよく買ってしまう
- マイペースな人
片づけ方法の中でも、とても優しくわかりやすく書いてあり、私にとっては「片付けの原点」とも言うべき一冊です。「ときめくか」「ときめかないか」で、ものを選別していく方法が、片付け初心者には斬新かつとても捨てやすい方法だと思います。
特に、「服」の片付けに対しては、ものすごい威力を発揮します。
こんまり式では、片付けるものをとにかく「全部一度に外に出す」ことから始めます。私はこれはある種のショック療法だと思っているのですが、まずは自分のため込んだモノの量を確認することが必要なんですね。
私は、夫の実家で一人暮らしの義母と一緒に片付けをしたことがあるのですが、この「全部一度に外に出す」というところから始めることが、何よりも大きな効果を出していると思いました。義母は「亡き義父に買ってもらった服」などの思い出の服をはじめ、実に320着の服を所有していました。…20代のOLではなく、60歳過ぎた主婦ですよ?
320着などいったいいつ着れるのでしょうか…?
まず、クローゼットや押入れ・引き出しなどに入っていた服を6畳の部屋に全て出したのですが、320着という量は、床に山になるほどのものすごい量です。それを一つ一つ2人で片付けていき、最終的に部屋着なども含め60着まで減らしました。
終わったあと義母に「何着あったと思う?」と聞いてみると、義母の答えはなんと「100着はないと思う」でした。
…衝撃ですよね?
そうなんです、自分が思っている量と実際の量には明らかに差があるのです。
前に夫と一緒に服の片付けをした時も、夫に同じ質問をしたのですが、<本人予想:50着→実際:116着>という結果でした。自分の思っている量とは倍ほど違いがあるんですよ。誰でも、片付けを始める前は「自分はそんなに多くない」と思っているんです。しかし、このギャップを知ることに一つの大きな力があるように感じています。
それらを「ときめくか」「ときめかないか」という問いを繰り返しながら一つ一つ片付けていくので、「何か捨てなくちゃ!」という脅迫的な片付けとは違い、リラックスしながら片づけができるのも特長です。そのため、マイペースな人や、ゆったりと片付けをしたい人にオススメです。
片付け初心者の方は、ぜひこの本から始めてみてください。
しかも、「服」から始めると片付けの容量がつかめるので、自然と家全体を片付けられるようになります。
片付けの動機⑤:片付けも断捨離も一通りやったけど、なんかスッキリしないタイプ
自称片付けマニアの私は、つい最近この本を読みました。あらゆる片付け本を読み漁った私にとっても、目からウロコな一冊でした。
こんな人におすすめ
- 家は片付いているが、あと一歩という感じでモヤモヤしている
- 断捨離したが、イマイチ捨てきれていないモノがある
- イメージよりも、理論的な説明の方がしっくりくる
私は5年ほど前に大々的に片付けをし、家の中はずっとスッキリしていて特に困ったこともないのに、なんだかモヤモヤする日々が続いていました。毎日のように「なんか捨てたい」というモヤモヤが続いていて、部屋の中を見ては捨てるモノを探しているような状態だったのですが、Daigoさんの片付け本を読んだことで、今までずっとモヤモヤしていた想いがストン、と腑(ふ)に落ちる感じがしました。
これまで数十冊という片付け・断捨離・収納に関する本を読みあさった私ですが、この本の中に書かれている「逆転の発想」のような説明に、今までなぜスッキリしなかったのか、その理由が明確にわかりました。
この本を読んだことで、片付けマニアの私でもさらにモノが減りました。
Daigoさんの理論的な考え方は、ワーママにとって参考になるものがたくさんあるので、理論的な説明の方が納得しやすいママや、私のように片付けをしたけど「あと一歩な感じ」をひきづっているママには特におすすめです。
片付けの動機の作り方:まとめ
片付けは、何よりまず「動機を作って、モチベーションためこむ」ことが肝心です。「片付けがしたくてしょうがない!!」という思いになるまで待つと、そのエネルギーが大きければ大きいほど、あっという間に片付けが進みます。
何を始めるにしても、「なんとなく」というのが一番厄介だと思います。自分はやった気になっているのに、イマイチ効果が出ずスッキリしない→片付けのモチベーションがどんどん下がる、という悪循環になるからです。
まずは、自分がどんなタイプなのか?それに合った片付けのノウハウを知りつつモチベーションをためていくのが、家が片付く一番の近道だと思います。ぜひ、オススメの一冊から動機を作り、モチベーションを高めて片付けにチャレンジしてみてください!
自分でも驚くくらい、どんどん片付けがはかどりますよ!
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